【どっちがいい？】美容師が2つのボタニストルースの違いを徹底解説

2024年4月23日

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「ボタニストルース」って何種類あるんですか？

　i.shampoo編集長

「ボタニストルース」は2種類あって【使用感・効果・質感】がそれぞれ違いますよ。それぞれのシャンプーを実際に使って「徹底的に解析」をした私が、何が違ってどっちがいいのか詳しく説明していきますね。

2つのボタニストルースを実際に使って口コミ評価＆成分解析をしています。

同じブランドなので、それぞれに共通する部分がいくつかあります。しかし全く違うシャンプーと言っていいほど、大きく違ってきます。違いを知らずに「なんとなく」で選んでしまうと、髪質に合わずに勿体無いことになってしまうので、ご購入をお考えの方はぜひ最後まで読んで下さい。

サロン・市販問わず300種類以上のシャンプーを使い『解析』『検証』を繰り返したシャンプーマニア。現役の美容師で『毛髪』『ケミカル』『ヘアケア』の資格を多数保持。シャンプー難民の為に《i.shampooマガジン》を立ち上げました。シャンプーマニアの編集長が細かくシャンプーを分析・解説致します。

ボタニストルースストレートがおすすめの方

普通毛・硬毛
乾燥毛・クセ毛
ライト〜ミドルダメージ
乾燥肌・敏感肌
まとまりが悪い方

ボタニストルースエアリーがおすすめの方

軟毛・細毛
乾燥毛
サラサラの軽い質感
ライト〜ミドルダメージ
敏感肌・乾燥肌
ボリュームがほしい方
ハリコシがほしい方

　i.shampoo編集長

記事の内容は、すべて個人の感想です。髪質や使う人が変われば感じ方も変わってきます。鵜呑みにするのではなくて、参考にして頂けると幸いです。

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　i.shampoo編集長

ボタニストの最高峰「ボタニストプレミアム」の解析記事・比較や違いはこちら。

ボタニストルースの特徴

値段	¥1,760
容量	490ml
1mlあたり	¥3.5
ボタニストルース(ストレート)の香り	マンダリンとクローブの香り
ボタニストルース(エアリー)の香り	ベルガモットとアニスの香り

楽天市場

Amazon

株式会社Ｉ－ｎｅ（アイエヌイー）から発売されている「ボタニストルース」

”大人の髪にスパイスを年齢を重ねても、美しい髪のままで。”

ROOTHはスパイスの持つ力で地肌からケアして綺麗な髪に育てます。

低刺激な洗浄成分に髪と頭皮をケアしてくれるスパイス成分と保湿・補修成分。

2種類の「ボタニストルース」共にスパイス成分は配合されておりますが、配合されている「洗浄成分」と「保湿・補修成分」は違ってきます。

スパイス成分以外が違うということですね？

　i.shampoo編集長

どちらにも特徴である「スパイス成分」は使われています。そしてスパイス成分以外で違いが出る成分を配合されており「使用感・効果・質感」などが変わってきますよ。

ボタニストルースストレートとエアリーの共通成分(スパイス成分)

5つのスパイス成分

ウコン根茎エキス：抗炎性、抗菌性、抗酸化性、保湿性
チョウジエキス：殺菌、抗炎症、血行促進作用
トウシキミ果実／種子油：抗炎性、抗菌性、保湿性
コメヌカ油：柔軟作用、保湿作用
スクワラン：保湿作用、抗酸化作用、浸透作用、抗菌作用、肌のバリア機能

　i.shampoo編集長

5つのスパイス成分は、頭皮環境を整えながら、髪と頭皮を保湿してくれている成分です。これらは共通成分としてどちらにも配合されています。

ボタニストルースストレートとエアリーの洗浄成分の違い

洗浄成分でそんな違いが出るものなんですか？

　i.shampoo編集長

シャンプーは「水と洗浄成分で70〜90%」を占めています。なので大きく違いが出るのは洗浄成分ということですね。

ボタニストルースストレートの洗浄成分

ココイルメチルタウリンＮａ、グリセリン、ラウラミドプロピルベタイン、ラウロイルメチルアラニンＮａ、コカミドプロピルベタイン、ココアンホ酢酸Ｎａ

ボタニストルースエアリー

ラウラミドプロピルベタイン、ラウロイルメチルアラニンＮａ、ココイルメチルタウリンＮａ、ココアンホ酢酸Ｎａ、コカミドプロピルベタイン、グリセリン、ラウロイルアスパラギン酸Ｎａ

　i.shampoo編集長

どちらのシャンプーも低刺激で優しい配合。アミノ酸とベタイン系だけを使っており、適度な洗浄力のある良質なバランスですね。

洗浄成分の中に「グリセリン」ってあるのですが、グリセリンって保湿成分ですよね？

　i.shampoo編集長

「グリセリン」は保湿成分ですね。多くのシャンプーに配合されている、普通の保湿成分。しかし洗浄成分の中にあるということは、洗浄成分と同じぐらい配合されているということです。これは多くの量が配合されているということですね。

じゃあ「ボタニストルースストレート」の方が上の方に表記があるから、保湿力は高いということですね？

　i.shampoo編集長

他の「保湿・補修成分」もあるので、一概には言えないが「ボタニストルースストレート」がクセ毛用」のシャンプーなので「うねり・クセ毛」を抑えるために保湿力が高いことが予想されますね。

洗浄成分はどちらも優しい配合になっていますが「ボタニストルースストレート」の方がグリセリンが多く配合されていることで、うるおいを残してしっとり洗ってくれます。しかしグリセリンが多いことで、洗浄力が薄まって泡立ちにくくなるので、しっかりと洗いたい方には不向きです。

「ボタニストルースストレート」はうるおいを与えるにはいいけど、しっかりと洗いたい方には洗浄力が弱く感じてしまうのですね。

　i.shampoo編集長

グリセリンが多いことでしっとりして「ボリュームが出ない」ということになるので、ボリュームを出したい方にはおすすめできないですね。しかし保湿力は高いので「乾燥・広がり」などを感じる髪にはおすすめです。

ボタニストルースストレートとエアリーの保湿・補修成分の違い

保湿・補修成分にも違いはあるのですか？

　i.shampoo編集長

シャンプーの特徴によって配合されている「保湿・補修成分」が違ってくるので、2種類のボタニストルースの保湿・補修成分もそれぞれ違いますよ。

ボタニストルースストレートの保湿・補修成分

加水分解ヒアルロン酸
ジラウロイルグルタミン酸リシンＮａ（ペリセア）
グリチルリチン酸２Ｋ
加水分解野菜タンパク

ボタニストルースエアリーの保湿・補修成分

ジラウロイルグルタミン酸リシンＮａ(ペリセア)
グリチルリチン酸２Ｋ
加水分解野菜タンパク
加水分解水添デンプン

　i.shampoo編集長

ボタニストルースシャンプーに配合されている「保湿・補修成分」はこれです。他にも色々ありますが、特徴的で効果的な成分を選びました。

ほとんどが一緒ですね。「ペリセア」「グリチルリチン酸2K」「加水分解野菜タンパク」は一緒で、違うのは1つだけですね。

　i.shampoo編集長

共通している3つの成分はどれも効果的で、いい成分ですよ。それぞれ解析記事を書いているので、気になる方はそちらを。

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保湿・補修成分の違い

加水分解ヒアルロン酸：ヒアルロン酸Naよりも保湿力・保湿維持力が高いくて、浸透性の良い保湿成分です。
加水分解水添デンプン：水分の保持力が高い成分。バリア機能もあり、紫外線から保護してくれます。

どちらも保湿成分なんですか？

　i.shampoo編集長

どちらも保湿成分だけど「加水分解ヒアルロン酸」の方が保湿力・浸透力は高いです。逆に「加水分解水添デンプン」は髪を保護してくれるので、弾力やハリコシを与えてくれますよ。

「ボタニストルースストレート」の方がクセ毛を抑えるために保水力が高くなっています。グリセリンも多くなっているので、広がりを抑える配合になっていますね。逆に「ボタニストルースエアリー」はある程度の保湿をしつつも、ボリュームが損なわない様になっており、ハリコシを出してボリュームが出やすい様になっていますね。

どちらにも違う特徴があるんですね。

　i.shampoo編集長

そうですね。どちらもいい配合バランスなので、自分の髪質やなりたい質感に合わせて選ぶのがいいですよ。